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新潟県工業技術総合研究所は、工業系の技術支援機関です。

TEL. 025-247-1301

〒950-0915 新潟市中央区鐙西1-11-1

モンゴル科学技術大学・新潟工科大学の皆様が見学に来所されました。

   

 平成24年9月13日(木)に、モンゴル科学技術大学・新潟工科大学学術交流団の方々が来所され、工技総研の技術・設備を見学されました。

 モンゴル科学技術大学は新潟工科大学(柏崎市)と学術交流協定を結んでいます。このたび留学生の受け入れや研究者の相互派遣などについての覚書を締結するため、B.Damdinsuren学長、R.Tsolmonbaatar機械学校長、Ch.Baasandash機械学校副校長が新潟県を来訪されました。県内の産業・技術を視察する中で工技総研にも来所され、県の産業に対応し支援する総研の業務を視察いただきました。

  

 まず所長から県の産業構成と現在の状況の説明と、それに応じて工技総研は大学とは違う、技術分野での行政サービス機関であるという業務の説明を行いました。
 モンゴル科学技術大学の皆様からは、モンゴルでは自動車や暖房の排ガスによる大気汚染という課題があり、暮らしを良くする実用研究に注力したいという説明があり、活発な意見交換がなされました。その後施設内を周り、各技術分野での技術説明を行いました。

  

 CAE分野の説明は須貝専門研究員です。シミュレーションで製品開発支援を行ったブランコ座面、ファンヒータパネル、雪上車キャビン設計や、耐熱合金切削シミュレーションの事例紹介を行いました。解析画面に高い関心が集まっていました。

  

 切削加工技術の説明は相田専門研究員が担当です。航空宇宙分野で使用される金属を高速でドライ5軸切削加工する技術と、機械の動作デモを紹介したのち、CAD/CAMを活用した加工データの作り方などについて熱心な質問や意見交換がされていました。

  

 最後に別棟の電波暗室で、電気製品の電磁両立性測定について須田専門研究員が説明を行いました。電波暗室で使用されている電波吸収体やアンテナの特性についての
意見交換がなされました。

 短時間の訪問ではありましたが、後日モンゴル科技大の皆様からは、鉱物資源の加工や機械など様々な面での支援を希望する中、当研究所を見学でき大変喜んでいるという感想をいただきました。今回の見学が両国のものづくり交流の一助に繋がれば幸いです。



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