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新潟県工業技術総合研究所は、工業系の技術支援機関です。

第50回全国繊維技術交流プラザの出品結果報告

 2012年10月25日(木)〜26日(金)の2日間、福野文化創造センター(富山県南砺市やかた100、TEL:0763-22-1125)で開催された第50回全国繊維技術交流プラザに県内企業7社の企業からのご協力のもと、6作品を出品しました。
 中小企業長官賞(※)の受賞は逃しましたが、意欲ある本県企業の作品をご紹介します。

企業名:第一ニットマーケティング(株)
作品名:サマーニット
作品説明:今までの麻と全く違う風合い!家庭で洗濯可能な麻製ニット。フランス、ベルギーで栽培される上質リネン素材(亜麻)を日本のテクノロジーが柔らかく縮みにくい「ウォッシャブルLINEN」に加工。そのことで成形編が可能となり、「洗える」をテーマにサマーニットとして展開した作品である。上質な綿やレーヨンの様な手触りです。


企業名:新潟染工(株)
作品名:婦人パンツ生地
作品説明:見た目はジーンズ生地そのもの!実は6ナイロンの2ウェイの平織物にデニム風の染色やプリントを行ったもの。他社には再現出来ない特殊技術を駆使した作品である。(同社では、オリンピック競泳用の水着生地を製造提供しています)


企業名:吉澤織物(株)
作品名:反物 透目織「菱に暈し縞」
作品説明:素材応用技術支援センターが開発した透目織り製織技術の実用化。縞の上に浮織を配置し、透目織で菱形を構成し、見え方の変化で洒落感を出した。透目織とは、緯糸の密度を変化させて柄を創出する製織法である。この度は浮織のバックグランドに菱形の模様を表現している。縞、浮織、菱形の変化を考慮して設計した作品である。


企業名:(有)中営機業、渋芳撚糸(株)
作品名:ニュー亀田縞
作品説明:経絣糸を一定間隔に配置し、織物組織による色糸効果で新しい亀田縞を創造し、緯糸に特殊撚糸した紙糸(スリット糸)を用いることで、軽く自然なシワ感を表現した作品である。写真の紳士ジャケットは400gの超軽量品となっています。


企業名:(株)きはだや
作品名:セーフティマフラー
作品説明:発色が良く、ボリューム感のあるシルクマフラーに機能性を付加した作品。冬の夜間は暗く、また、黒系の服装が増えるため、路上の安全性を考慮し、夜間の視認性を高めるために両端に再帰反射糸を織り込んだマフラーを試作した。


企業名:(株)匠の夢
作品名:匠ドビークロス
作品説明:二重織の技法を応用した作品。長尺なパターンを構成し、接結部分にポリウレタンを入れて余分な経糸緯糸をカット、無縫製でフリルをつくり、新感覚のレディース服地とした。


※中小企業長官賞
出品者:富山県工業技術センター、(株)ミヤモリ
作品名:耐熱耐炎ウェア
作品説明:耐熱素材のニット化により、耐熱耐炎性と柔軟伸縮性を同時に実現した作品。プリントも可能で作業性と意匠性を同時に向上してある。
http://www.pref.toyama.jp/cms_press/2012/20121025/00010462.pdf


 連絡先:新潟県工業技術総合研究所 素材応用技術支援センター
     TEL0258−62−0115



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