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「CFRPを使った製品製造技術に関する調査研究」に係るセミナー報告(1)
「CFRPを使った製品製造技術に関する調査研究」に係るセミナー報告(1)
航空、宇宙分野で使われている熱硬化性CFRPはオートクレーブを必要とするなど取扱いが困難です。それに対して近年、取扱いの容易な熱可塑性CFRPが注目され、新潟県内でも関心が高まっています。第1回は成形技術、第2回は加工技術のセミナーを開催し、技術の紹介と活用に向けた講演をしていただきました。
第1回:成形技術セミナー |
開催日時 |
平成25年9月6日(金) 13時30分~16時30分 |
場 所 |
県央技術支援センター 技術研修室 |
①【演題】 熱可塑性CFRPの特性と用途
【講師】 東レ 株式会社 樹脂技術部 樹脂開発第1室長 唐澤 啓夫 氏
②【演題】 CFRPの塑性加工
【講師】 金沢大学 理工研究域 機械工学系 米山 猛 教授 |
参加者数 |
一般企業 40人、NICO、総研、三条市等:13人 |
射出成形の熱可塑性CFRPは強化繊維が不連続なため、過度の期待は設計上問題になる可能性があります。また、炭素繊維はガラス繊維に比べてマトリックス樹脂となじみ難いので、その特性も考えて使用する必要があります。
熱可塑性CFRPプレス成形は炭素繊維が伸びないので、特性を生かしたものづくりが大事と認識しました。
問い合わせ:新潟県工業技術総合研究所
県央技術支援センター
TEL 0256-32-5271 |