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【県央トピックス】「CFRPシートのプレス加工」実習
炭素繊維複合材料(carbon-fiber-reinforced plastic以下、CFRP)は、軽くて強い特徴を持つことから、様々な用途で活用が始まっています。航空・宇宙分野で多く使われている熱硬化性樹脂を用いた成形方法は、生産性が低く、オートクレーブを必要とするなど初期投資が大きな負担となっています。このため近年は、生産性、リサイクル性に優れ、初期投資の負担が少ない熱可塑性樹脂を用いたCFRPが注目され、自動車などへの採用も始まっています。
炭素繊維は、5~10μmの極細繊維(図1参照)ですが、優れた力学的特性を持っています。一般的なCFRP成形では、樹脂マトリックスのプリプレグシート(一般的な厚みは0.1mmから0.3mm程度)を使います。プリプレグシートには、一方向のみに炭素繊維を引き揃えたUD材と、タテヨコにファイバーを織り込んだクロス材があります。
三条・燕地域では、CFRPの織目を見せる質感を活かした生活用品関連分野の製品開発への要望が増えていることから、熱可塑性CFRPシートの成形に関する知見を得ることを目的に、下記の実習を実施しました。
「CFRPシートのプレス加工」実習 |
開催日時 |
平成25年12月11日(水) 14時00分~16時00分 |
場 所 |
下越技術支援センター |
参加者数 |
20人 |
熱可塑性樹脂をマトリックスとしているので温度管理が重要な事が認識できました。
セミナー・実習の様子
試作品(GFRP)
問い合わせ:新潟県工業技術総合研究所
県央技術支援センター
TEL 0256-32-5271 |