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【技術レポート】洗濯についてNo.2:洗濯で衣類はどのくらい痛むの?




 前回ドラム式洗濯機とパルセーター式洗濯機を用いて、各種繊維素材に対する洗濯試験を行い、各素材がどのくらい縮むのかを比較しました。今回は、ドラム式とパルセーター式で10回洗濯後の繊維表面の乱れについて拡大観察した結果を紹介します。

『洗濯方法』
 前回と同じ条件のJIS L0217-1995 付表1 記号別の試験方法-洗い方(水洗い) 103法を参考に10回洗濯しました。

『拡大観察』
 電子顕微鏡で、各繊維素材について、拡大観察した写真を表1に示します。


           表1 繊維表面の比較表(10回洗濯後)
  未洗濯 ドラム式 パルセーター式
綿
ポリエステル

(拡大)
ウール

『結果』

 絹以外の素材については、繊維表面の乱れ方に洗濯方式による差は見られませんでした。一方絹は、着物の取り扱いでもよく知られているように、濡れた状態で擦るだけで繊維の分繊(毛羽立ち:ラウジネス、フィブリルという)が発生することが知られています。拡大写真からもわかるようにスレによる乱れが多く出ています。ドラム式とパルセーター式で比較すると、ドラム式よりもパルセーター式の方が分繊が多く発生しているようです。このように、ドラム式であっても絹製品は洗濯機にかけないようご注意ください。

 次回は、洗濯方式による洗浄力の比較について紹介します。


お問い合わせ
 新潟県工業技術総合研究所 素材応用技術支援センター
  TEL 0258-62-0115




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