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第1回「機器を利用した技術講習会」のご報告

 県央技術支援センターでは、地域企業の技術的課題の解決や技術の高度化、高付加価値化にお役立ていただくため、第1回「機器を利用した技術講習会」を以下のとおり開催いたしました。

化学分析コース
開催日時 平成26年7月8日(火)13時30分~16時
場 所 県央技術支援センター 技術研修室/硬さ試験室
内 容 (座学)
分析対象物や目的に応じた分析機器の選定方法を紹介したうえ、以下の機器について原理や特徴を解説し、分析事例を紹介しました。
①蛍光X線分析装置
②赤外分光分析装置
③走査電子顕微鏡

(実習)

①蛍光X線分析装置の実習(定性分析とめっき膜厚測定)
②走査電子顕微鏡の実習(SEM観察、EDX分析)
受講者  5社 8名(定員10名)

金属組織コース
開催日時 平成26年7月10日(木)13時30分~16時
場 所 県央技術支援センター 技術研修室/組織試験室、特性試験室
内 容 (座学)
①鉄鋼材料の種類とそれぞれの特徴や用途などを解説しました。
②鉄鋼材料の熱処理について種類と目的、注意点などを解説しました。
③金属組織を顕微鏡観察する方法を解説し、各種事例を紹介しました。

(実習)
①試料研磨の実習
②金属顕微鏡観察の実習(各種試料)と各種事例の解説
受講者  5社 8名(定員6名)

表面粗さコース
開催日時 平成26年7月11日(金)13時30分~16時
場 所 県央技術支援センター 技術研修室/形状測定室、三次元測定室
内 容 (座学)
①表面粗さの重要性や各種パラメータの意味、規格の変遷について解説しました。
②非接触の粗さ測定や三次元粗さを解説し、利用できる機器や測定事例を紹介しました。

(実習)
①超精密表面粗さ計(接触式による二次元粗さ)
②レーザー顕微鏡(非接触式による二次元/三次元粗さ)
受講者  6社 10名(定員10名)

金属組織コース(追加開催)
開催日時 平成26年7月25日(金)13時30分~16時
場 所 県央技術支援センター 技術研修室/組織試験室、特性試験室
内 容 平成26年7月10日と同じ
受講者  10社 10名(定員6名)
 「金属組織コース」には定員を大幅に超える申し込みをいただいたため、別日程で追加開催を行ないました。多数のお申込みをいただきありがとうございました。

アンケート結果
 受講者にお願いしたアンケートの結果、内容については8割近くの方から良好な評価をいただいたものの、座学・実習ともに、複数の方から時間が不十分とのご意見をいただきました。今後、座学については内容と時間のバランス、実習については受講者全員がより多くの操作を体験できるよう、検討したいと考えております。
 また、今後取り上げるべきテーマとして、金属組織についてより深く、今回使用した電子顕微鏡やレーザー顕微鏡などを個別に詳しくなどのご意見をいただきました。また、対象機器として、硬さ試験機や万能材料試験機、三次元測定機などが挙がりました。


今後の開催について
 第2回の技術講習会を10月に開催する予定です。今回いただいたご意見を参考に内容を検討し、改めてご案内いたします。

開催風景
化学分析コース(座学)の様子 化学分析コース(実習)の様子
 表面粗さコース(座学)の様子  表面粗さコース(実習)の様子
  金属組織コース(実習)の様子



◆ 問い合わせ先 ◆
 新潟県工業技術総合研究所 県央技術支援センター  担当:皆川、林
 TEL 0256-32-5271





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