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11月5日〜6日  植物工場研修見学会を実施いたしました。

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植物工場研究会会員の皆様とともに、1泊2日のバスツアーで、東日本大震災の被災地復興により立ち上がり始めた
植物工場3社を見学しました。

@さんいちファーム (宮城県名取市)

当施設は、被災された兼業農家3名が2012年、5月から栽培を開始している太陽光利用型の植物工場です。
仙台空港の近くで、塩害で使えなくなった水田の跡地に、ハウス3棟を建て、リーフレタス、ほうれんそう、空芯菜などを栽培していました。
気温管理は行わずに、コンダクションチューブによる水温管理をしているところに特徴があります。

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A住田野菜工房 (岩手県気仙郡住田町)

当施設は、全国のスーパーで野菜販売を手掛ける葛繽B屋が設立した完全人工光型の植物工場です。
栽培品目はグリーンリーフやロメインレタス、小松菜などで、極めて衛生管理の行き届いた栽培室で清浄度の高い野菜を栽培されていました。

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Bグランパファーム陸前高田 (岩手県陸前高田市)

当施設は、潟Oランパが設立した、エアドーム型の太陽光利用型植物工場で、20127月から野菜の生産を行なっています。
栽培品目はフリルレタスなどのレタス類を、一日500株ほど収穫しています。エアドームは内部の気圧を保ちながら換気が可能になっており、
栽培システムは、直径20mの円形水層の中心部に苗を植え、成長するにつれて外側に移動する仕組みになっていました。

\\FILESERV\share\研究開発センター\7. 各研究テーマ進捗\12-14 政策課重点枠_植物工場実証\工場見学H24(1105〜06)\H24見学ツアー写真(高橋.三村)\CA3A0023.JPG

参加者の声☆

見学したそれぞれの植物工場では、販路を確保しビジネスとして確立されており事業参入のモデルとして大変参考になりました

見学先では震災で被害を受けた関係者が多くいるにも関わらず快く見学を受けていただき、当日は丁寧に説明していただきました。
今後、研究会として復興支援にどのように協力できるか検討していきたいです。

グランパの栽培システムは、太陽光利用型で自動化もなされており、完成度が高いと感じました