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(財)JKA 補助事業名「平成22年度公設工業試験研究所の設備拡充補助事業」 完了報告 |
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【 補助事業の概要 】 |
新潟県では中小企業の技術水準の向上を図るため、研究開発や依頼試験、機器貸付等の技術支援事業を行っている。これら事業を円滑に推進するために本事業を行った。本事業では「形状粗さ測定機」を新潟県工業技術総合研究所に導入し、中小機械工業等の製品開発力や生産技術力の向上を目指すものである。 |
【予想される事業実施効果】 |
「形状粗さ測定機」が新潟県工業技術総合研究所下越技術支援センターに導入されたことにより、当所における機械、金属関連製造業の支援体制を強化することができた。形状粗さ測定機は、工業製品の品質や性能を左右する、部品表面の微細な粗さや形状を評価する上で必須なものであるが、関連設備を整備するためには多額の費用を要するため、とりわけ中小企業において当所への技術相談、支援依頼が多い。導入された設備により、各種試験サービスを実施することで県内機械工業等の新製品開発や高付加価値製品開発、生産技術等の向上が図られ、地域産業の活性化が期待される。 |
【本事業により導入した設備】 |
形状粗さ測定機 |
設置場所 新潟県工業技術総合研究所 下越技術支援センター |
用途 |
工業製品表面の微細な表面粗さや形状を測定、評価する装置であり、様々な工業製品の品質や性能を左右する重要な部品について、その評価を行う基本的な装置のひとつである。 本装置は、製品表面をダイヤモンド製の触針でなぞることにより、その表面の粗さと形状を測定、解析することができるものであり、測定分解能は1nm(nm:ナノメートル=十億分の1メートル)以下と、近年の高精度、高付加価値製品の開発、製造の技術支援に寄与する性能を持つ。
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